支保工について学ぼう

いかに安全に早く作業を進められるかが重要

支保工足場を作るレンタル業の未来系

長く使うより付加価値を上げる構想

仮設レンタル業界では、永らく仮設機材の延命ばかりが注力されて来ました。
いかに長く使えるかを考えるのは、確かに一つの商品で利益を生み出し続けるメリットにはつながります。
でも鋼製足場の実耐用年数が長期に渡ることは、やがて自らの業界にデメリットを招くことにもなりました。
それは、長年モデルチェンジされないためクオリティーの優劣がなくなり、結局低価格競争のデススパイラルに陥ったからです。
そこで近年登場したのが、支保工足場の高付加価値製品を提供するメーカーです。
施工現場の安全性を向上させる支保工足場を開発することで、製品価値を高め、業界の成長や活性化を生む競争力も生まれました。
こうしてさまざまな製品がラインアップされ、付加価値のある製品が見かけられるようになったのは大きな変化でしょう。


建築手法がそう大きくは変わらない近代で、支保工足場に求められる機能がそこまで大きく変わることはないのではと考えるかもしれません。
でも実は、従来の基準をあらためて見直すだけで、新たな価値を提供するきっかけはいくらでもありました。
例えば、階高1700mmは足場が導入され始めた頃の日本人男性の平均身長に合わせたものでしたが、これを1900mmに変更。
これだけで作業員が不自然に体を屈めることなく楽に作業を行えるようになり、身体的負担が大幅に軽減したと言います。
現場での当たり前は、単に古い考えに捉われたものかもしれません。
実際の事を言えば、安全のためにもっと早く不便は解消されるべきだったでしょう。
同様の例は現場にたくさん転がっていて、従来のやり方を変える試みも増え始めています。

現場で素早く組み立てられるユニットの開発

支保工は橋脚やトンネル工事などで使われるものですが、現場に部材を持ち込んで、不安定な場所で工材を組み立てる労力は多大なものでした。
これをユニット化することで、持ち運びも簡単で少ない人数でスピーディーに組み立てることができるようになったのは、非常に画期的なことです。
肝心の作業に入る前に支保工の組み立て作業だけで多大な労力と人件費を費やしてしまうのでは、あまりにも無駄が多いですよね。
こうした優れたパフォーマンスを実現するメーカーが出て来たことで、業界全体が活性化し、新しい価値が生み出される土壌が出来ました。
何事も従来の固定概念を打ち砕くことが大切だということでしょう。


多忙な現場では、荷重の検討や強度計算など、あまり支保工足場の経験がない主任者は検討が曖昧になってしまうこともあるようです。
そのため実際に足場を組むタイミングになってから、現場のベテランに忠告されて計画変更などという最悪のケースもあります。
支保工足場はそれほどに難しいものであり、間違いがあってはならないものであり、建設現場全体を揺るがし兼ねない難しいものです。
一番は安全性、そして必要なのは作業員の労力を極限まで軽減させるアイデアと工夫です。
従来の考えに捉われない新しい発想が、きっと未来を創ってくれるでしょう。

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